はじめての方へ|教具が主役ではないモンテッソーリ図鑑

― モンテッソーリ図鑑について ―

まな

このブログを見つけてくださり、ありがとうございます。

モンテッソーリ図鑑は、モンテッソーリ教育を「やり方」や「正解集」としてではなく、子どもを見るための視点として整理したブログです。

ここでは、「この年齢ならこれをやるべき」「この教具を使えば伸びる」といった答えを並べることはしていません。

そうではなく、目の前の子どもの行動をどう捉え、どう理解するか、そのための“見方”を言葉にしています。

教具が出発点になっている情報の多さについて

モンテッソーリ教育について調べると、多くのブログやSNSで、教具や活動が中心に紹介されています。

「この教具で、こんな力が育つ」

「これをやれば〇〇が伸びる」

「年齢別おすすめ教具」

こうした情報は分かりやすく、初めて触れる人にとっては心強いものです。

私自身も、かつてはそうした情報を探し続けていました。

うまくいかない育児の中で、「何か足りないものがあるのではないか」「正しい方法を知らないからではないか」と感じていたからです。

けれど、学びを深め、実際に子どもを観察するようになるにつれて、少しずつ違和感を覚えるようになりました。

気づけば、教具そのものが主役になり、教具によって得られるメリットばかりが語られている。

まな

その結果、子どもはどこか背景に追いやられているように感じる場面が多くありました。

でも、本来モンテッソーリ教育において、教具は主役ではありません。そして、教具で得られるとされるメリットが目的でもありません。

モンテッソーリ教育が本当に育てようとしたもの

モンテッソーリ教育が大切にしているのは、知識や技能を早く身につけることではありません。

その中心にあるのは、精神の自立、意思の形成、そして自分で選び、行動する力です。

大人に指示されなくても、自分で考え、自分で決め、自分の力で動こうとすること。その姿勢こそが、将来にわたって人を支える土台になります。

教具は、その力を育てるための環境の一部であり、あくまで手段のひとつです。

子どもの内側にある「やりたい」「確かめたい」「繰り返したい」という衝動と結びついたとき、初めて意味を持ちます。

もし教具だけが切り取られ、「これを使えば、こう育つ」という結果だけが語られてしまうと、モンテッソーリ教育の本質はどうしても見えにくくなってしまいます。

このブログは、答えを教える場所ではありません

子育てをしていると、「何をすればいいですか?」「この年齢なら、これをやるべきですか?」という問いが浮かぶのは、とても自然なことです。

まな

私自身も、長い間“知育迷子”でした。

情報を集めては不安になり、うまくいかないと「自分のやり方が間違っているのではないか」と悩む。その繰り返しでした。

でも、モンテッソーリ教育を学ぶ中で、あることに気づきました。

問題は、情報が足りなかったことではありませんでした。

子どもを見る視点を持っていなかったこと、それが、一番の原因だったのです。

答えを探す前に、まず見るべきものがあった。

そのことに気づいたとき、育児の見え方が大きく変わりました。

モンテッソーリ教育の出発点は「観察」

モンテッソーリ教育は、「何を教えるか」から始まった教育ではありません。子どもが何に惹かれ、何を繰り返し、どこで立ち止まるのか。

その姿を、評価せず、比べず、丁寧に観察することから始まっています。

この視点を持つと、これまで「困りごと」だと思っていた行動が、まったく違って見えてきます。

落ち着きがない、同じことを何度も繰り返す、やめられない。

そうした行動の多くは、発達の途中に現れる意味のあるサインです。

子どもは、今の自分に必要な力を育てるために、行動を選んでいます。

そのことに気づくと、「どう止めるか」ではなく、「何が育とうとしているのか」という問いが自然と生まれてきます。

モンテッソーリ図鑑で大切にしていること

このブログでは、年齢や月齢で子どもを決めつけません。

「これをやれば伸びる」といった英才教育の紹介もしません。他人の子と比べることもしません。

その代わりに、行動の背景にある発達、敏感期の考え方、家庭での関わり方のヒントを、理論・観察・実体験をもとに整理しています。

敏感期とは、ある時期に特定のことへ強く惹かれる状態のことです。

子どもは、自分の発達に必要なものへ自然と向かいます。

まな

この図鑑では、その敏感さを「行動」から読み取り、言葉にすることを大切にしています。

この図鑑の使い方

モンテッソーリ図鑑は、最初から順番に読む必要はありません。

子どもの行動が気になったとき、比較して苦しくなったとき、何を信じればいいのかわからなくなったとき。

そのとき必要なページを、必要な分だけ開いてください。

「今は、これを読まなくてもいい」と思える余白も、大切にしています。

まな

すべてを理解しようとしなくて大丈夫です。

子どもは、すでに答えを持っています

子どもは、すでに自分なりの答えを持っています。大人がすることは、教え込むことでも、先回りすることでもありません。

見て、理解して、環境を整えること。

その積み重ねが、子どもが自分の力で育っていく土台になります。

まな

この図鑑が、あなた自身の「観察の目」を育てる、小さな助けになれば嬉しいです。

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運営者について

このブログは、モンテッソーリ教育を学びながら、一人の親としての実体験をもとに運営しています。