乳幼児期のモンテッソーリに関する本は多く見かけるが、エレメンタリー(6歳以降)のモンテッソーリに関する書籍はあまりない。
個人的に6歳以降の勉強もしてみたいので、市販本の中で読めるものを探してみました。
これは将来自分が読む時に参考にするためのリストなので、未読の物を含むリストです!
興味がある人は参考にしてください。

・幼児教室指導員
・おもちゃコンサルタント
・知育玩具アドバイザー etc.
4歳子育て中の 1児母。モンテッソーリ教育に対して最初は懐疑的だったが理論を学ぶうちに解釈が変わる。一般的な幼児教室のカリキュラムを学んだほか、現在、3-6歳の国際モンテッソーリ教師修行中。
The Advanced Montessori Method


volumeⅠは理論編(自己教育)。発達理論・自己教育の理念・教師の役割・環境準備。
volume IIは実践編(教具提示)。算数・幾何・言語・文化教具の提示法、カリキュラム構成。
6〜12歳の発達に合わせた段階的な学び方を示している。
The Montessori Elementary Material

算数(幾何・算術)、文法、読書、描画、音楽、計測など、エレメンタリー期に使用される教具や演習内容を図解つきで解説した、理論と実践が融合された一冊。初版は1917年だが、現代版が2023年に出版されている。
Montessori: The Science Behind the Genius
モンテッソーリ教育を単なる教育法としてではなく、心理学や神経科学の研究に基づいて深く理解したい人に向けられている。特に、モンテッソーリ教師や教育関係者はもちろん、家庭でモンテッソーリの考え方を取り入れたい保護者、さらに教育改革や発達支援に関心のある研究者や学生にも最適です。実践と理論の両面から、なぜモンテッソーリ教育が子どもの自主性・集中力・創造性を伸ばすのかを科学的に知りたい人向け。
Children of the Universe: Cosmic Education in the Montessori Elementary Classroom

モンテッソーリ教育におけるコスミック教育(宇宙教育)の理念と実践を丁寧に紐解いた一冊。
「この6年間のモンテッソーリ体験は、子どもに自分の宇宙におけるルーツとその中での自分の役割を知る機会を与える」といった核心にも迫った内容。非常に親しみやすく、教育者・保護者ともに読みやすい構成になっている。
モンテッソーリの理論を現代のエレメンタリー教育にわかりやすく再構成した本。AMI教育者の推奨書。
To Educate the Human Potential
6〜12歳期の教育の目的、コスミック教育の理念を初めて体系的にまとめた本。グレートストーリーの教育的意義についても言及。
和訳本はコレ。
The Formation of Man
人間の発達段階(特に第二段階=6〜12歳)に焦点をあて、教育の役割を哲学的に解説。
和訳本はコレ。
From Childhood to Adolescence
6〜12歳から青年期までの発達を扱い、コスミック教育の理論的背景が含まれる。小学校期のカリキュラム設計の根拠になる本。
和訳本はコレ。
The Deep Well of Time

「5つのグレートレッスンすべての物語が収められており、様々な学習分野に関連づけたストーリーも含むコレクション」
物語の幅広い活用が可能で、理論と物語の具体的つながりを持たせたい教育者に適している。
『The Deep Well of Time』は「グレートレッスン」の理論そのものを深く学べる本ではなく、むしろその物語をどう魅力的に語るか、語り手としての技術や視点を強くサポートしてくれる書。
The Montessori Great Lessons
モンテッソーリ教育の基本理念である5つの大きな物語(宇宙の誕生、生命、人類、文字、数)をまとめた一冊。エレメンタリー教育におけるカリキュラムの骨組みとして、物語の構造を示している。
At the heart of Montessori 5 The Elementary school child(6-12 years)

モンテッソーリ教育における第二の発達段階を解説する書。6〜12歳の子どもが持つ「なぜ?」という探究心や想像力、道徳心の芽生えに焦点を当て、コスミック教育を通じて知識を相互に関連づけながら世界理解を深める方法を示している。モンテッソーリ教師や養成生、小学生の保護者、教育関係者に向け。
おわりに
まだ今は時間がなくて読めていないものの、試し読みで中身を確認しながら購入して読みたい本たちです。

エレメンタリーのモンテッソーリを学びたいという人の本探しに役立てればと思います。