
楽しく遊び感覚で掃除をしてくれる1歳。
コロコロ掃除はぜひとも子どもの前でしてみてあげてください。
自分でやりたいが爆発する活動の一つです。
まな日常生活の練習となる立派な活動ですよ。


・幼児教室指導員
・おもちゃコンサルタント
・知育玩具アドバイザー etc.
4歳子育て中の 1児母。モンテッソーリ教育に対して最初は懐疑的だったが理論を学ぶうちに解釈が変わる。一般的な幼児教室のカリキュラムを学んだほか、現在、3-6歳の国際モンテッソーリ教師修行中。
コロコロ掃除の敏感期ってどんな感じ?


100均に売ってる長めのコロコロを使った活動です。
コロコロを見ると、ゴミを探して、コロコロしたがります。
我が家は、これを見たのが立って歩くようになってからだったので、長めのコロコロですが、短めのものでも興味を持つ子はいるかもしれません。
ただし、ある程度、ここはやっちゃダメな場所だとか、コロコロしてはダメなものが分別付いている子にデビューさせた方が安心です。
コロコロ掃除の敏感期に育っている力・見るポイントとは?


シールに物がくっつくということの因果関係を学んだり、目と手の協応を高める活動になります。
モンテッソーリ教育でもよく使う「シール貼りの活動」をする前に、シールの原理を体感することが出来ました。
自分の手で直接ゴミを取るのではなく、物を動かして、その物でゴミを拾うので、まだ、自分の手足を思うように動かせない幼児にとって、これは高度なスキルです。
- 自分が思ったところに物を動かすこと
- ゴミを見つけるという視覚
- ゴミとそうでないものの弁別能力
これらの能力を必要とし、同時にこれらの能力を育てます。
乳幼児期の基本は、「自分が自分の身体の主人になる」です!
自分自身の身体を自分が思う通りに動かせるようになること、そして、視覚情報や聴覚情報など他の器官から取り入れた情報と的確に連携が取れるようになることです。
そうすることで、だんだんと大人の感覚に近づきます。
娘は、ゴミがくっつくのが楽しくて夢中で転がしてました。
もはや、専門職人のような手つきで、コロコロしてます。
数日もやり続けると、自分の思った通りに動かせるようになっていました。
2歳、3歳になってからも、自分が思い立った時に、コロコロして掃除してます。



コロコロの種類は色々ありますがフローリング用を選ぶのがポイントです!
カーペット用にしてしまうと、床に引っ付いて大惨事!(笑)
子どもは色んな場所でコロコロしたがるので、ここはダメだよ!と注意しても、フローリングも容赦なくコロコロしちゃいますから、予め、道具で対策しておくことが大切です。
この敏感期で育っているのは、道具を自分の身体の一部のように扱う力、目と手を協応させる力、そして動作を繰り返し調整する力です。
同時に、「自分が動くことで環境が変わる」という経験を重ねることで、主体性と達成感が育っていきます。
また、コロコロ掃除には明確な結果があります。
ゴミが取れたか、まだ残っているか。
子どもはその結果を見ながら、自分でやり方を修正していきます。
これは、大人が教え込まなくても育つ、自己修正の力です。
大人から見ると、「まだきれいじゃない」「時間がかかる」そう感じる場面もあるかもしれません。
でも、子どもにとって大切なのは、完璧に掃除することではありません。
コロコロ掃除に夢中になる時間は、自分の身体をコントロールし、道具を使い、生活の一部に参加している時間です。
この経験が積み重なることで、後の掃除・片づけ・仕事へと自然につながっていきます。
コロコロを転がすその手の動きは、遊びではなく、「自分はこの世界の一員として役に立てる」という感覚を育てている最中なのです。
コロコロ掃除の敏感期への寄り添い方
この敏感期では、大人は「きれいにさせる人」ではなく、動きを支える人の立場に立ちます。
コロコロ掃除をするときは、子どもの横か少し後ろに立ち、進行方向をふさがない位置を意識します。
大人が先に動かしたり、取り残しを指摘したりする必要はありません。
子どもが同じ場所を何度も往復していても、「もう取れてるよ」「次はこっち」と声をかけず、そのまま任せます。
粘着面をじっと覗き込んだり、床と見比べたりする時間も、子どもにとっては大切な観察の一部です。
声をかけるなら、「今、何がついてるかな」「床、どうなってる?」と、見る対象だけを返す程度に留めます。
力の入れ方やスピードについても、「もっとゆっくり」「ちゃんと転がして」と修正しません。
軽く転がす、強く押す、斜めに動かす——そのすべてが、道具と床の関係を体で確かめる経験になります。
大人は、家具の角や段差など、危険になりやすい環境だけを整え、操作そのものには介入しないことがポイントです。
活動の終わりも、大人が決める必要はありません。
集中が切れた様子が見えたら、「終わりにする?」「置き場所、どこだったかな」と、区切りを自分で選べる問いかけをします。
きれいにできたかどうかではなく、自分で動き、確かめ、終える経験を守ることが、この敏感期における具体的な寄り添い方になります。
コロコロ掃除の敏感期が落ち着くサイン
コロコロ掃除に夢中だった子どもも、ずっと同じ関心が続くわけではありません。
この敏感期が落ち着いてくると、行動の質や関心の向き先に、少しずつ変化が見られるようになります。
たとえば、以前のように「ただ転がすこと」自体に強い集中を見せなくなったり、コロコロの粘着面よりも、床の汚れやゴミの場所そのものに目が向くようになることがあります。また、コロコロ掃除を途中で切り上げて、ほうきや雑巾、別のお手伝いへ関心が移る姿も、よく見られるサインのひとつです。
これは「飽きた」「やらなくなった」という後退ではありません。
コロコロという動作を通して育てていた力が、次の段階へ移行し始めたと考えると、自然です。







